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メッシュ (漫画) : ミニ英和和英辞書
メッシュ (漫画)[かく, が]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

漫画 : [まんが]
 【名詞】 1. comic 2. cartoon 
: [かく, が]
 【名詞】 1. stroke 

メッシュ (漫画) : ウィキペディア日本語版
メッシュ (漫画)[かく, が]

メッシュ』は、萩尾望都による日本漫画作品。漫画雑誌プチフラワー』(小学館)にて1980年夏の号から1984年6月号まで連載された。
== 概要 ==
パリを舞台に、母親に捨てられ、父親に憎まれている少年・メッシュの放浪と成長、父親との対立を描いた連作短編。
父親ときずなを取り戻すも結局捨てられる少年の物語「訪問者」(『プチフラワー』1980年春の号)〔「親と大げんかしているとき、『訪問者』とかの頃です。ちょっと暗くなるんですよ。」と語られている。(『imago(イマーゴ)』(青土社)1995年4月号「特集 少女マンガ」の巖谷國士との対談(「少女マンガという装置」)より。)〕に続いて描かれた作品〔「訪問者」は『トーマの心臓』の番外編で、オスカー・ライザーがシュロッターベッツ・ギムナジウムにやって来るまでが描かれており、本作品とはストーリー・登場人物とも無関係。〕で、父親にアンビバレントな感情を抱く少年を描く。父親と息子の対立を主題とする〔両親との不和が高じて大げんかし、内なる親から解き放たれるために親殺しをテーマに本書を描いたということが、『AERA』2006年5月1日-8日合併増大号「萩尾望都 少女漫画が文学を超えた日」に記されている。〕〔『imago(イマーゴ)』(青土社)1995年4月号「特集 少女マンガ」の巖谷國士との対談(「少女マンガという装置」)にも、「訪問者」の頃に親と大げんかしガックリきて、「まあとにかく親と決裂したので変な親子の話を描いてやろうと。『メッシュ』ですね。ここでやっと私は親と対決する話を描くハメになるんですね。なぜ対決するかというと、理解したいから。」と語られている。〕一方、主人公は男性なのに女性の名を持ち、女装を楽しみ、同性愛者に言い寄られるなど、性同一性の混乱・あいまいな性という副題が全編を通して存在し、後年の『マージナル』・『残酷な神が支配する』に通ずるものがある。萩尾望都作品では初めてベッドシーンが描かれ、キスシーンも多い。
作者の転換期の作品で、初期の細かい挿話を積み重ねるように描く構成から、旧来の漫画に見られるような平明な構成に変化している。シリアスな話の中にユーモアを織り交ぜている。同時に画風も、手塚治虫の影響を受けた柔らかなものから、硬質でリアルな筆致に変化している〔画風の変化について作者は、「1980年は、『訪問者』『メッシュ』を描いていた頃です。その前あたりから、絵が変わってきました。『ポーの一族』のような、頭が大きく、手足の細い、子供体型から、少し、頭が小さく手足が長くなっています。実際の人物に、近づけたい。そう描きたいが、その描き方に、まだ、なれていなくて、バランスが悪いなあと思いつつ、人物を描いていました。」と記している。(『金銀砂岸』(株式会社ブッキング 2006年)作者あとがきより)〕。
2005年には劇団Studio Lifeにより初舞台化されている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「メッシュ (漫画)」の詳細全文を読む




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